震災の影響を受けた為替相場の動向

為替相場の動向について考える

ニューヨーク市場序盤は、発表された米1-3月期GDPや週間新規失業保険が予想より悪化したことなどからドル売りが優勢となり、ドル/円は81円台後半から81円台半ばへ下落。また、ユーロ/ドルは高値警戒感から1.48ドル台半ばから1.47ドル台後半へ軟化した。その後、ドル売り・ユーロ売りの動きは一服し、ドル/円、ユーロ/ドルとも下げ渋った。一方、NZ準備銀行総裁の言を受け東京市場から軟調に推移していたNZドル/円はさらに下げ幅が拡大し、一時65円09銭まで下落した。

 

本日、東京市場は「昭和の日」で休場。また、ロンドン市場も休場であることから市場参加者が減少し、為替市場は総じて小動きとなった。そうした中、日本時間7時45分に発表されたNZ3月貿易収支は予想(2.00億NZドルの黒字)を上回り、4.64億NZドルの黒字となったことを受けNZドル/円は65円台半ばで堅調に推移。ドル/円は動意に乏しく、狭いレンジ内の取引となった。また、中国上海総合指数が軟調となったことを背景にリスク回避の動きが強まり、クロス円は総じて軟調となった。

 

【この後、発表が予定される経済指標(全て日本時間)】
ユーロ圏4月消費者物価指数/速報値/前年比(予想:2.7%、前回:2.6%)

ユーロ圏3月失業率(予想:9.9%、前回:9.9%)
カナダ2月GDP/前月比(予想:0.0%、前回:0.5%)

カナダ2月GDP/前年比(予想:3.1%、前回:3.3%)
米国3月個人所得(予想:0.4%、前回:0.3%)

米国3月個人支出(予想:0.5%、前回:0.7%)
米国4月シカゴ購買部協会景気指数(予想:68.2、前回:70.6)

米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数/確報値(予想:70.0、前回:69.6)

為替相場(FX)では市場序盤は、ECBによる利上げ期待や、ギリシャ債務再編をめぐる懸念が後退したことなどを背景に、ユーロを中心に主要通貨は対米ドル、対円で上昇。中盤、欧米主要株価指数の上げ幅が拡大する中、為替市場では円売り・米ドル売りが優勢となり、豪ドル、NZドル、カナダドルなど資源国通貨が対円、対米ドルで本日高値を更新した。しかし、その後米長期金利の利回り低下を背景に、ドル/円が81円台後半から半ばへ下落し本日安値を更新すると共に、クロス円の上げ幅が縮小。